配線の取り回しを考える

 カーオーディオの取り付けを行ったことがある人なら、それが意外と簡単な作業であることを知っていると思います。
 自動車メーカーごとに用意されているハーネスという部品さえ購入してしまえば、あとは同じ色のコードをプチプチとハメ込んでいって、最後にハーネスと車体側のカプラーを接続するだけ。あとはアースをどこに落とすかぐらいのものでしょう。
 しかし、カーナビの場合、車速信号の取り出しはメーターの裏、リバース信号の取り出しは最後部の後退灯の裏、パーキング信号はパーキングレバーの周辺、といった具合に車内のいたるところを剥がしたり取り外したりする必要があったりして、けっこう大変な作業になります。
 また、さまざまな車種に対応するために、コードも非常に長いものが多く、余ったコードを隠す作業だけでも手間取ることもあります。
 ですから、実際に作業に入る前に、配線をどこに這わせるとしっくり来るのかを検討する必要があると言えます。場合によってはシートを取り外して、カーペットをめくるなどの作業が必要になることもあるでしょう。
 さらに、GPSアンテナやボイスコントロール用のマイク、VICSやETCアンテナなど、オプション品の配置も事前に考えておく必要があります。

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