オーディオの取り付け部分の規格

 オーディオの設置場所は、だいたい規格で決まっており、薄べったいオーディオやカーナビを取り付けるのが1DIN、正面から見ると正方形に近い形のものが2DINと呼ばれる規格になっています。
 2DINの規格のものが取り付けられるのであれば、1DINサイズのものが2つ取り付け可能なのが普通です。1DIN機器を2つ取り付ける状態を1DIN+1DINと表記することが一般的なようです。
 ちなみに、先ほど「だいたい規格で決まっている」と書いたのは、厳密に大きさやネジ位置が合うものばかりではないことがあるという意味です。
 幅や高さが違うことは少ないですが、奥行きは機器によってまちまちでして、カーナビの場合、DVDドライブやハードディスクといった機器を内包していることもあって奥行きが大きくなりがちです。
 車種によってはこの奥行きがあまり余裕がない場合も多く、物理的に取り付けられない、あるいは若干飛び出した状態で固定するしかない、ということも多いようです。
 また、機器を固定するためのネジ位置もメーカーによって若干異なっています。社外ナビの場合は主要な自動車メーカーに対応できるように複数のネジ穴が開けられており、トヨタなら「T」、ニッサンなら「N」、三菱なら「M」といった刻印で区別されています。
 純正ナビの場合には、基本的にその自動車メーカーのネジ一にしかネジ穴が開いていないため、他メーカーの車種に移植しようと思うと、ちょっと苦労するかもしれません。
 オーディオ機器は車体に直接固定するのではなく、たいていは取り付けのための金具を両サイドにボルト締めしてから、その金具を車体に固定するという手順を踏みます。
 この金具は基本的に純正部品(自動車メーカーの純正品)になるのですが、車種によって1DIN+1DIN取り付けができないものもあったりするようです(純正オーディオが2DINのみだったりする場合)。
 そのため、純正の金具に別の部品を取り付けたり、取り付け部分に関して純正金具と互換性のある取付金具を使う必要があることもあります。

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