純正カーナビを運転中にも使う方法

 純正カーナビは、パーキングブレーキの信号の他に、車速センサーへの入力もチェックしているものがほとんどです。つまり自動車が物理的に動いている状態でカーナビを使うには、パーキングブレーキが効いているように騙すのと同時に、スピードがゼロであると騙す必要があります。
 カーナビは車速に関する情報を自律航法(GPSの情報によらない位置情報確定の仕組み)に利用していて、最近のカーナビほど自律航法をメイン、GPS情報は補助といった役割分担をしているため、パーキング信号をごまかすときのように、単純に車速信号をカットしてしまうという方法では、カーナビの精度を大きく損ねてしまうことになります。
 そのため、車速信号の入力コードにトグルスイッチを取り付けて、走行中にカーナビの操作がしたいときには、スイッチを切り替えて一時的に車速信号をカットし、操作が終わったら正常な状態で車速信号が伝わるようにスイッチを再び入れるといった改造を行う必要があるケースがほとんどのようです。
 また一部メーカーの純正ナビでは、カーナビ背面の信号入力部分で空きとなっているところにコードを増設してアースするなどの方法により、機能を開放することができるものもあるようです。
 こういった抜け穴はメーカーがテスト用にあえて設けているものがほとんどのようですので、利用したからカーナビが壊れるというような危険なものではないようですが、当然、間違った部分を結線してしまえば故障の原因にもなりかねません。

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