パーキングをアースする方法

 普段から自動車をつつき慣れている人なら、パーキングの線をアースする、と言えば理解できるのかも知れませんが、私のように、初めてカーナビを取り付けた人にとっては、その言葉の意味するところがよく分からないのが普通でしょう。
 あまり知識がないままに車の電装関係をいじるのは、カーナビやオーディオ機器が故障するといったことはもちろんとして、感電や火災、場合によってはエアバッグの暴発などさまざまな危険がありますが、「アースする」というのが何を示しているのかは知っておいて損はないと思います。

アースする=ボディに取り付ける

 間違いを恐れずに言えば、カーオーディオの取り付けでアースすると言えば、ボディ部分にコードを取り付けるということになります。
 自動車というのは、ボディ全体がマイナスアースされています。つまり、バッテリーのマイナス極に配線するのと、ボディのどこかに配線するのは、基本的には同じ意味になるのです。
 つまり、アースするというのは、ボディに取り付ける(繋ぐ)という作業を意味します。
 具体的なつなぎ方というのは、ボディに取り付けられているボルトにアース線の端子を挟みこんで締め付けるということになります。

ボディならどこでもアースされるのか

 ボディならどこに繋いでもアースされるのか、というと、基本的には金属部分であればどこでもマイナスアースされると考えてもよいようです。
 ただし、場所によっては十分にアースできないとか、ノイズが発生してカーオーディオの動作や、車のコンピューターの働きに悪影響が出てくることもあり得るようです。
 そのため、車種ごとにアースポイントが大体決められているようです。純正部品やディーラーで取り付けてくれるオプション品などはそこにアースするような場所ですね。
 カーオーディオや電子機器などから離れた、効率的にマイナスアースできる場所をメーカーが選んで決めているんでしょうから、コードがそこまで伸ばせるのであれば、他のアース端子と一緒に共締めしてしまうのが一番と思います。

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