リバースを接続しないデメリットと接続するデメリット

リバースを接続しないデメリット

 リバースを接続しないと、常にリバース信号が入力されない状況になるため、たとえ後退していたとしても、カーナビは前進していると認識することになります。
 つまり、バックしたときに、画面上の自車位置が前方にずれるということになります。
 ただ、日常的な運転でバックをする機会というのはそれほど多くありません。自宅や職場、お店の駐車場などで方向転換をするときぐらいで、道路上でバックすることはまずありませんよね。
 一時的に自車位置がズレてしまったとしても、しばらく走行することで自動的に正しい表示に戻るのが普通です。これはマップマッチングとGPSによる補正によるもので、これによりよほどのことがない限りはカーナビの性能が大きく損なわれることはありません。

リバースを接続するデメリット

 リバースを接続しても、パーキングを接続した時のような機能制限が行われるわけではなく、バックしてもカーナビのマーカー位置がズレることがなくなるため、デメリットは特にありません。
 強いてあげるなら、接続が面倒くさいということでしょうか。常時電源、ACC、イルミなどはギボシ端子を繋ぐだけですし、最近では車速信号もカプラから取り出せるようになっている車種が増えてきました。
 しかし、リバース信号だけは依然としてバックランプの周辺から取るのが一番確実という車種も多いため、他の接続は全てダッシュボードやインパネ周りをいじるだけで完了するのに、リバース信号を取るためだけにカーペットをはぐったり、場合によってはシートを外したりしなければならないということもあるのです。
 リバース未接続時のデメリットと比較して、この手間がかかるために、リバース信号をあえて接続しないという人も多いのですね。
 最近では、カーナビやカーオーディオなどを取り付ける業者ですら、リバース信号を接続しないことがあるそうです。さすがにお金をもらって取り付ける業者がこれでは・・・と思いますが、逆に言えば、リバース信号がなくても困らないくらい、マップマッチングやGPSなどによる補正の精度が高くなってきているということの表れでもあるでしょう。

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